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仮初めの恋人
第2章 私のフィアンセ~摂津凪子の依頼~
「幸二朗……」
「凪子」
似ても似つかないこの人だが、幸二朗と呼ぶと不思議とほんの少しだけ違和感が和らぐ。
(私は……やると決めたんだ……だから……)
今度は自分から首を伸ばして幸二朗に唇を重ねる。
やっぱり胸はドキドキと高鳴った。
でもそれは、嫌な心拍数じゃなかった。
服を脱がせあい、幸二朗の首に腕を巻き付け、抱き締められながらベッドに倒れる。
「ああ……」
彼の舌は私の気持ちいいところを探るように蠢く。
耳たぶも、首筋も、乳首も、驚くべきことに腋までも、気持ちよかった。
私の反応が嬉しいのか、幸二朗は秘密ごとを解き明かしていくような薄笑いを浮かべていた。
「あっ……そこはっ……」
彼はまるでシンデレラにガラスの靴を履かせる王子様のように足首を恭しく持ち、足の親指から一本づつしゃぶり始める。
「凪子」
似ても似つかないこの人だが、幸二朗と呼ぶと不思議とほんの少しだけ違和感が和らぐ。
(私は……やると決めたんだ……だから……)
今度は自分から首を伸ばして幸二朗に唇を重ねる。
やっぱり胸はドキドキと高鳴った。
でもそれは、嫌な心拍数じゃなかった。
服を脱がせあい、幸二朗の首に腕を巻き付け、抱き締められながらベッドに倒れる。
「ああ……」
彼の舌は私の気持ちいいところを探るように蠢く。
耳たぶも、首筋も、乳首も、驚くべきことに腋までも、気持ちよかった。
私の反応が嬉しいのか、幸二朗は秘密ごとを解き明かしていくような薄笑いを浮かべていた。
「あっ……そこはっ……」
彼はまるでシンデレラにガラスの靴を履かせる王子様のように足首を恭しく持ち、足の親指から一本づつしゃぶり始める。