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仮初めの恋人
第2章 私のフィアンセ~摂津凪子の依頼~
「そう、だね。ごめん、変なこと言って」

少し喧嘩をした恋人に言うように謝る。

「何にもないとこでしょ、私の生まれた町って」

自然豊かな田舎というほど長閑ではなく、人が多く行き交うほど賑やかでもない。
中途半端な田舎で、都会のベッドタウンでもないので年々人口も減りつつある斜陽の町だった。

「そう? 僕は好きだけどな、こういうとこ」

幸二朗はそう言いながら近くの小学校を指差した。

「たとえば凪子はこの小学校に通ってたんだとか、たとえばそこの小川では夏場に友達と遊んだのかなぁとか……そういうことを考えると凄く素敵なとこに思えてくるよ」

幸二朗に指摘され、逆に凪子の記憶が呼び覚まされていく。
確かにそこは通った学校で、その小川には二回ほど落ちてずぶ濡れになった記憶があった。
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