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仮初めの恋人
第3章 初めての彼氏~郁野真莉の依頼~
「なんか勘違いしてるみたいだから教えてやるけど」

秋希は嫌がる真莉の頭を無理矢理抱き寄せ、耳許で囁く。

「デートってそんな風にもういいですからって一方的に終わるものじゃない。俺にもチャンスを寄こせよ」

何ごとかと周りの通行人からの視線が痛い。

「分かったから。分かりましたから離れて下さい」

大人しく伝えると秋希は素直に離れてくれた。

「ゆっくり、話したい」

そう言った彼に引かれるままに歩く。
涙で化粧が落ちた顔は更に情けなさに拍車をかけていると思い、顔も上げずに着いていった。

ホテルのロビーを通り、エレベーターに乗る。
食事は海の見えるレストランで、とエントリーフォームに書いたことを思い出す。

こんな無様な感じでそんな高級レストランに入るのは気が引けた。
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