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仮初めの恋人
第3章 初めての彼氏~郁野真莉の依頼~
秋希の手が少しずれた肩と腕の間に乗り、確かめるようにゆっくりと動いて肩を抱き寄せられた。
何も見えない分、彼の手の大きさや温もりを強く感じる。
そして高鳴る自分の鼓動も騒がしいほど感じていた。
「柔らかいな、真莉の身体」
「ふ、太ってるからっ……」
「見えなければ太ってるかどうかなんて関係ないだろ? むしろ固く骨っぽい身体より柔らかくて心地いい」
恥ずかしさと緊張で身体に力が入り、ぎゅっと膝辺りのスカートを握り締める。
秋希の指は肩から首筋、顎と滑っていき、くいっ顎を持ち上げられたかと思うと温かて柔らかい接触を感じた。
『キ、キスっ……しちゃってるっ……よね、これっ……』
目隠しをしているのに、意味もなく真莉は瞼をぎゅっと力強く閉じていた。
それはもはや反射神経だった。
何も見えない分、彼の手の大きさや温もりを強く感じる。
そして高鳴る自分の鼓動も騒がしいほど感じていた。
「柔らかいな、真莉の身体」
「ふ、太ってるからっ……」
「見えなければ太ってるかどうかなんて関係ないだろ? むしろ固く骨っぽい身体より柔らかくて心地いい」
恥ずかしさと緊張で身体に力が入り、ぎゅっと膝辺りのスカートを握り締める。
秋希の指は肩から首筋、顎と滑っていき、くいっ顎を持ち上げられたかと思うと温かて柔らかい接触を感じた。
『キ、キスっ……しちゃってるっ……よね、これっ……』
目隠しをしているのに、意味もなく真莉は瞼をぎゅっと力強く閉じていた。
それはもはや反射神経だった。