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仮初めの恋人
第1章 快楽を宿して~飯田奈緒美の依頼~
シンジの腰は次第に緩やかになっていく。
達したばかりの敏感な身体は徐々にその熱を下げていく。
「っあ……」
にちゃっと抜けた瞬間、哀惜と安堵の混じった吐息が漏れる。
シンジは先ほどまでの意地悪さを消した優しい笑みを浮かべ、乱れた奈緒美の前髪を指で整えてくれていた。
うっすらと汗を滲ませた彼の顔を間近で見ていると、またすぐに欲しくなってしまう。
「シンジはまだでしょ?」
手を伸ばし、まだ治まりのついてない猛筒を握った。
「今イッたばかりなのに欲張りな人だ」
「シンジが悪いのよ……こんなに私の身体を淫らにして……」
実際これまでの奈緒美はセックスが嫌いではなかったが、ここまでのめり込んでしまうことはなかった。
彼との情交で、本当の快楽を覚えてしまった。
「俺も奈緒美さんに溺れそうだよ」
「嘘ばっかり……」
仕事のくせに、という言葉は飲み込んだ。
ほんの少しでもその言葉に真実があることを願いながら。
達したばかりの敏感な身体は徐々にその熱を下げていく。
「っあ……」
にちゃっと抜けた瞬間、哀惜と安堵の混じった吐息が漏れる。
シンジは先ほどまでの意地悪さを消した優しい笑みを浮かべ、乱れた奈緒美の前髪を指で整えてくれていた。
うっすらと汗を滲ませた彼の顔を間近で見ていると、またすぐに欲しくなってしまう。
「シンジはまだでしょ?」
手を伸ばし、まだ治まりのついてない猛筒を握った。
「今イッたばかりなのに欲張りな人だ」
「シンジが悪いのよ……こんなに私の身体を淫らにして……」
実際これまでの奈緒美はセックスが嫌いではなかったが、ここまでのめり込んでしまうことはなかった。
彼との情交で、本当の快楽を覚えてしまった。
「俺も奈緒美さんに溺れそうだよ」
「嘘ばっかり……」
仕事のくせに、という言葉は飲み込んだ。
ほんの少しでもその言葉に真実があることを願いながら。