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恋人上司と秘密の甘い夜
第7章 【After Story】契約
一悶着ついた後、飯近さんと一緒に仕事をすることになった。
もうすぐ会議があるからその会場設営。
長机を出して、椅子を運び、資料とペットボトルのお茶を置いていく。
後藤さんのおかげで誤魔かせたと思っていたけど、疑いの眼差しで私を見てくる。
絶対に何かあるだろうと言っているようだった。
今すぐにでも逃げ出したいくらい気まずい。
そもそも飯近さんはどこから私たちを見ていたんだろう。
後藤さんが私にキスしたところ?
私が抱き着いたところ?
前者だったらこんな風に疑ってくるのは当然だ。
女の勘は鋭いと言うし、油断できない。