この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋人上司と秘密の甘い夜
第7章 【After Story】契約
「では、藍紗の方に行こう」
「どうしてそうなるんですか!」
行ってみたいと押し切られて、後藤さんがうちに来ることになった。
念の為にお母さんに彼氏を連れて行くことを伝えて向かうことにする。
連れて行ってどうなるか心配だったけど、すでにお姉ちゃんと妹は結婚しているし、お母さんとお父さんは障害なく向かい入れてくれた。
「――それにしても藍紗は会社の上司を落としていたなんてね。やるわね」
「そんなことないから」
「おめぇが藍紗の彼氏か。藍紗はこう見えてもいい子だから可愛いだろ。
うちで残ってるのはこいつだけで可哀想なんだよ。だからさっさと嫁に貰ってやってくるぇ~」
顔を赤くしながら日本酒を片手にして、緊張気味に正座をしている後藤さんに詰め寄るお父さん。
呂律も回ってないほど酔っ払っている。
「ちょっとお父さん!恥ずかしいからどこかに行ってて」