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恋人上司と秘密の甘い夜
第7章 【After Story】契約
その後、後藤さんはお父さんに晩酌を勧められて一緒に飲む羽目になった。
遅くまで飲んでいたから、酔っ払い親父の戯言をずっと聞かされていたに違いない。
お父さんのせいで車で帰れなくなった後藤さんはうちに泊まっていくことになった。
今日は金曜日で明日は仕事が休みだったからちょうどいい。
私の部屋に後藤さんがいるのにすごく違和感があるけど。
「藍紗の家族はいい人達だな」
「すみません。お酒さえ入っていなければお父さんはもう少しマシだと思うんですけど。あっ、お父さんの話したことは忘れていいですからね」
「いや、同じサラリーマンとして勉強になることばかり話してくれたぞ。素晴らしい話だった」
「はあ……。それなら良かったです」
「それに少しずつ決意は固まってきたぞ」
「何の決意ですか?」