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恋人上司と秘密の甘い夜
第7章 【After Story】契約
次の日の午後。
特に行く宛てもなくぶらぶらと後藤さんの運転でドライブをしていた。
「昨晩、酔ってませんでした?」
「いいや、この前言った通り嫁に貰うのは本気だ。藍紗の転属に合わせて籍を入れよう」
「同棲もしないで結婚ですか」
「そうだが不服か?」
窓から外を見ると買い物帰りのカップルが手を繋いで歩いていた。
見た感じ大学生のカップル。
彼氏がエコバッグを持っていて彼女の方を幸せそうに見つめていた。
私もあんな風に手を繋いで後藤さんと買い物に行きたかった。
職場の人にバレてしまうとまずいから、休日は近場でデートできない。
毎日ご飯を作ってあげて
おかえりって言って玄関に迎えに行って
同じ物を一緒に使って
同じベッドで寝る。
憧れる同棲生活。
でもこれは結婚してからでもできるか……。