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恋人上司と秘密の甘い夜
第3章 彼
「二人っきりの時は、梨木さんの化けの皮剥がしたくなるな」
「アホな女で幻滅するかもしれませんよ?」
「それでも面白いかもな」
「あんまり美化しないで下さいね。私は後藤さんより綺麗好きじゃないですし」
「そこは全く期待してないから大丈夫だ」
「あははっ。じゃあ良かったです」
楽しそうな顔をする後藤さんを見て安心する。
段々、仲良くなれてきた感じがして私も笑みがこぼれた。
車の外に見える夜景を二人で見ながら、静かな時間が流れる。
「梨木さん…」
「はい……?」