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恋人上司と秘密の甘い夜
第4章 理由
「…………」
可愛がっていた
その言葉がグサリと胸に突き刺さる。
隠さずストレートに言ってくれるんだから、恋愛関係であったとかやましい事はないのだろう。
上司として部下の野仲さんと仲が良かっただけ。
仕事の付き合いだって分かっている
でも、…………悔しい
私の方が明らかに野仲さんに負けている
頭の中が嫉妬で押しつぶされそうになって涙が出てきた。
「じゃあなんで野仲さんだけは名前で呼ぶんですか!?私のことは、職場では名前で呼ばないくせにずるいです!」