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恋人上司と秘密の甘い夜
第5章 秘密
「じゃあ梨木さんは飯近さんの手伝って。俺一人で行ってくるから」
ああ……、後藤さんとの時間が……。
「ほら!梨木さん!何やってるのよ。早く取り掛かって」
「はい……」
飯近さんに急かされて帳合を始めると、後藤さんは外回りに出て行ってしまった。
今日はいつ戻ってくるのだろう。
外回りに仕事に行く時は、午前か午後だけだったり、ほぼ一日中職場にいなかったりで。
後藤さんのいない綺麗なデスクを見て寂しさを感じた。
「梨木さん、あなたやっぱり後藤くんのこと気になってるんじゃない?」
「はい!?」