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恋人上司と秘密の甘い夜
第5章 秘密
「梨木さんも結婚相手早く探しなさいよ~。友達に紹介してもらうとかしてね。20代なんてあっという間なんだから動かないと勿体ないわよ」
飯近さんの嫌味はともかく、早く真実を確かめてみたくなる。
落ち着かないまま仕事に戻り、後藤さんを待つけれど定時になるまで外回りから帰って来なかった。
【お疲れ様です。今日、どうしても話したいことがあるんですけど会えますか?】
仕方なく一旦家に帰り、後藤さんにLOINEでメッセージを入れておいた。
それから、午後10時を過ぎた。
もう今日は会えないと思って、お風呂に入り、布団の上でゴロゴロしていた。
こんな時間まで仕事だなんて後藤さんも大変なんだな……。
うとうとして眠くなってきた時に、スマホの着信音が鳴る。
待ちに待った後藤さんからだ。