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恋人上司と秘密の甘い夜
第6章 恋人上司
「あはは……、まだ全然です」
「午前で切り上げたりして職安に行ったりしていいからね。もうそろそろ契約終わりなんだから」
――…………!!
そうだった。
後藤さんとの恋愛に夢中になり、いつの間にかこの仕事を辞めたいと思わなくなっていて雇用期間を気にしていなかった。
「若い女の子がいなくなるのは寂しいねー、後藤君」
「でも梨木さんは真面目だから、どこに行っても通用すると思ってますよ」
もうすぐ同じ職場でいられなくなるのに後藤さんは課長と一緒に笑っていた。
その中で私だけ苦笑い。
これからどうするか真剣に考えないといけないことに焦りを感じていた。