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運命の人
第14章 情事
久しぶりに外でする食事は美味しくて、楽しかった
おしゃれして、健人と出かけるのも楽しい
一緒に歩きながら手を繋いでいく
隣の健人が私を見る
「たまには、海人を預けてもいいだろ?」
きれいな顔が笑う
「でも、寂しいよ?」
「そうだな。。。?
次は女の子がいいなあ?」
「しばらくは海人だけでいい。。。」
「何で?女の子も、かわいいよ?」
「海人だけで、手一杯だよー?」
「美海は海人に夢中だからな。。。?
アイツは、俺の最大のライバルだな。。。
いつも美海を独占してる。。。」
きれいな指が私の髪をすくってくる
「ふふっ。。。健人に似てるからかな?」
「俺に似てイケメンだからな?」
「自分で言うかな。。。?
ふふっ。。。」
じゃれあうような会話も、海人が中心だ
やっぱり、子供ってすごいと思う。。。
子供がいたら、やっぱり樹とも、離婚しなかっただろうなあと、今なら思う
海人は、かわいい。。。
3人での生活は幸せだ
幸せなのに、どうして。。。
どうして、拓人を求めてしまったのか。。。?
拒めなかった自分にイライラする
違う。。。
知らず知らずのうちに、誘っていた
私の体は、拓人を覚えていたし、心も望んでいた
ずっと好きだった。。。
少し、違う。。。
好きだったというより、執着していたという方が、しっくりくる
こだわり。。。
好きだったのに、裏切られて、切なかったあの頃の私
みじめな想いをしたくなくて、拓人にされた嫌なことをしない相手を探した私
でも、強引で勝手でわがままな拓人が、誰かと、私じゃない、誰かと幸せなのは許せなかった。。。
自分が幸せでも、拓人が幸せなのは、許せないなんて、私は、どうかしていると思う。。。
思い出せば、中学生の頃も高校生の頃も、拓人がいる
どの行事を思い出しても、いつも登場してくる
拓人が結婚するまでの人生には、私がずっと登場していたはずなのに。。。
空白の8年の間、幸せだったのが許せないんだと思う。。。
自分で自分が嫌になる
もう、交わらないはずだった、拓人との人生をまた、交わってしまった
もう、交わることなんてないはずだったのに。。。
もう、戻れない。。。
おしゃれして、健人と出かけるのも楽しい
一緒に歩きながら手を繋いでいく
隣の健人が私を見る
「たまには、海人を預けてもいいだろ?」
きれいな顔が笑う
「でも、寂しいよ?」
「そうだな。。。?
次は女の子がいいなあ?」
「しばらくは海人だけでいい。。。」
「何で?女の子も、かわいいよ?」
「海人だけで、手一杯だよー?」
「美海は海人に夢中だからな。。。?
アイツは、俺の最大のライバルだな。。。
いつも美海を独占してる。。。」
きれいな指が私の髪をすくってくる
「ふふっ。。。健人に似てるからかな?」
「俺に似てイケメンだからな?」
「自分で言うかな。。。?
ふふっ。。。」
じゃれあうような会話も、海人が中心だ
やっぱり、子供ってすごいと思う。。。
子供がいたら、やっぱり樹とも、離婚しなかっただろうなあと、今なら思う
海人は、かわいい。。。
3人での生活は幸せだ
幸せなのに、どうして。。。
どうして、拓人を求めてしまったのか。。。?
拒めなかった自分にイライラする
違う。。。
知らず知らずのうちに、誘っていた
私の体は、拓人を覚えていたし、心も望んでいた
ずっと好きだった。。。
少し、違う。。。
好きだったというより、執着していたという方が、しっくりくる
こだわり。。。
好きだったのに、裏切られて、切なかったあの頃の私
みじめな想いをしたくなくて、拓人にされた嫌なことをしない相手を探した私
でも、強引で勝手でわがままな拓人が、誰かと、私じゃない、誰かと幸せなのは許せなかった。。。
自分が幸せでも、拓人が幸せなのは、許せないなんて、私は、どうかしていると思う。。。
思い出せば、中学生の頃も高校生の頃も、拓人がいる
どの行事を思い出しても、いつも登場してくる
拓人が結婚するまでの人生には、私がずっと登場していたはずなのに。。。
空白の8年の間、幸せだったのが許せないんだと思う。。。
自分で自分が嫌になる
もう、交わらないはずだった、拓人との人生をまた、交わってしまった
もう、交わることなんてないはずだったのに。。。
もう、戻れない。。。