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運命の人
第16章 本当の私
泣くことさえ出来なかった。。。

さすがに、私を見て違う女に愛を囁く人とは、終わりにした


拓人を忘れたい私は、おかしくなっていった


そんな時に出逢ったのが、2番目に経験した人だった


彼は、私に何も考えられないくらい、快楽に溺れさせた

拓人に躾られた体が反応して従順に彼に従っていく

淫らなことしか知らない私をさらけ出した

淫らな私を見せるのは、普通だと思っていた

2番目に経験した人も、女慣れしていた。。。

2番目に経験した人、駿は甘い言葉はあまり言わなかった

ナンパされて、何となく関係が出来た駿は、私を快楽に溺れさせた

毎日、時間がある限り、甘い声で鳴いていた

好きよりも、快楽を求めていた

快楽だけを求めた

駿は、約束も愛もくれなかった

それでも、よかった

拓人を忘れたかった

おもちゃで虐められ、卑猥な言葉でイカされた

駿と一緒にセックスしている間は何もかも忘れられた

快楽に溺れた私を突き落とす出来事は9年前。。。

いつものように、駿と快楽に溺れたい私は駿を求めた

駿が、友達を紹介すると連れてきたのは、拓人だった

27歳。。。別れてから7年経っていた



「っ。。。何で?」


「久しぶりだな。。。?」


久しぶりの会話はぎこちなかった

あまり、覚えていない。。。

駿は、私を拓人に貸したのだ。。。

好きにヤレる女を紹介する代わりに5000円支払う

私は、駿に売られた

拓人も、まさか私がいるなんて思わなかっただろう。。。

そのまま、拓人とラブホテルに行った

久しぶりの拓人は、嘘つきだった。。。

結婚したのは、知っていた。。。

友達に聞いた

それなのに、結婚しているのを、嘘をつかれた

指輪もしていない

子供の話もなかった。。。

快楽に溺れたい私は、嘘を嘘と受け入れた

ラブホテルに、抱き抱えられて入って行くと、時間が巻き戻るように思いだしていく

抱きしめ合いながら、キスしていく

お互いに欲しがるキスしていく

体が熱くなる。。。

拓人が欲しい。。。

快楽だけを求めた


あっというまに、裸になると恥ずかしい。。。

急に、現実に戻る


「シャワー。。。浴びてくる。。。」


「っ。。。いいよ。。。このままで。。。?」

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