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運命の人
第18章 帰省
子供達も、自分なりに出来ることを手伝ってくれる

樹と結婚していた時にはなかった

樹の実家では、ずっと立ちっぱなしで、1人で家事をこなしていた

誰よりも働いたが、誉められることも、お礼を言われることもなかった

3人で笑う側に家政婦のように料理を出したり下げたりしていた

健人は私のほしいと思っている言葉をくれる

側にいてくれる

健人に笑いかけると、頭をくしゃっとしてくる


「美海?あとは?」


「じゃあ、これをお願い?」


出来上がった料理を渡す

子供達はグラスを並べたりはしを並べたり、自分の出来ることをしてくれる

子供達が離れた隙に、健人の頬にキスしていく


「健人が旦那さまでよかった。。。」


「っ。。。」


「ふふっ。。。」


「美海のそういうところは、ズルい。。。」


隣の部屋からは、海人が笑う声が聞こえてくる


「海人も、ご機嫌だね?」


「アイツは、女たらしだからな?」


「なら、健人と同じだね?」


笑い合うと子供達が次の仕事を求めてくる

海人も大きくなったら、お手伝いしてくれるのかな?

余所事を考えながら、簡単な仕事を与えていく

こういう、普通の幸せを望んでいたことに改めて気づく


「ん?」


健人を見ると笑いながら指が髪をすくう


「髪、長くなったな。。。?」


「そうかな。。。?」


口元が笑っている


「からかってる?」


わざと、髪をぐしゃぐしゃにしてくる


「もうっ」


髪を1つにまとめていくと、首筋にキスしてくる


「ほら、隙だらけ。。。」


また、同じ声で言う。。。

似てるだけ。。。自分に言い聞かせる


「もうっ。。。やめてよ?」


ふざけている感じでかわしていく




拓人。。。今日は何時に帰ってくるんだろう。。。




気になるが、誰にも聞けない。。。

見透かした健人の目が怖い。。。


あと、3日。。。


早く、この箱から出たい。。。

ドキドキも、息苦しさも嫌だ。。。


次に、拓人に迫られたら拒む自信はない。。。

この家は息苦しい。。。

18歳の私がいる。。。

毎日、拓人に抱かれていた私がいる。。。


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