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運命の人
第19章 帰省ー2
きれいに干したシーツたちを見て安心していく

掃除した部屋も、気持ちいい。。。

リビングはお義母さんが掃除しているみたいだが、他の部屋はいつぶりかわからないくらいに、掃除していないようだった


大掃除はしないのかな。。。?


健人の実家にくるために、自分達の家はクリスマスまでに大掃除してきた

お義姉さんを見るとおしゃれして綺麗な格好をしていた

出かけようとしていた拓人とぶつかりそうになる


「どこ、行くの?」


どうせ、パチンコだろうと、わかっていたが一応聞いてみる


「パチンコだけど?」


「お義姉さんは、どこに行くの?

やけにおしゃれしてるけど?」


「さあ?男の所だろ?」


「ええ?」


開いた口がふさがらないとは、このことだろう。。。


「まあ、気にするなよ?

お互いさまだしさ?」


あまりにあっけらかんと話している拓人に何も言えなくなる


「じゃあな?」


「ちょっと待ってっ」


思わず裾を掴んでしまった


「じゃあ、今でも他にも1番の女がいるの。。。?」


拓人が笑いながら、髪を撫でてくる


「みぃが何で泣くの。。。?」


知らないうちに涙が流れていたようだ


「だって。。。結婚して子供もいて幸せなのに。。。

お互いに、別の人がいるなんて。。。?」


「はあっ。。。だから、お前は家族になれないんだよ。。。

見て見ないふり、しとけよ。。。?」


涙を指がすくいながら、頭をポンポンしていく


「いってきます。。。」


「拓人っ?」


「だから、そういう美海が忘れられないから嫌なんだよ。。。

ずっと美海だけが変わらない。。。



やっぱり、俺は美海が好きだよ。。。



大切にするって言ったのにな。。。?





ごめん。。。」



手が離れて、玄関から出ていった

涙が止まらなくなる



「美海?」


泣いていた私に、気づいて健人が私を見る



「どうした?」


優しく抱きしめてくれる健人に抱きついていく


「拓人が。。。」


拓人の名前を出した瞬間、体がビクッとなるのがわかった


「立てる。。。?」


泣きながら健人の部屋まで歩いて行った
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