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運命の人
第19章 帰省ー2
子供達の布団も取り込むと、子供達はキャッキャッ騒いでいた
海人は本家で、お義母さん達がお客さまに孫自慢しているみたいでいなかった
拓人の布団をベッドに乗せていくと、健人がシーツを取りあげていく
「俺がやるからいい。。。」
少しだけ怒った顔している健人の横顔に、カバーをつけた枕を投げつけた
「美海?」
「ふふっ」
「痛いだろ?」
腕を捕まえられると、ベッドに二人で転がってしまう
「わざとじゃないから。。。」
すぐに起き上がる健人を引き戻していく
首に腕を回してキスしていくと、拓人の部屋の匂いがする
懐かしい。。。
ベッドから見る景色は、あの頃と変わらない。。。
棚に私が昔、貸した本が見える
同じアルバムが見える
「美海。。。
止められなくなるよ。。。?」
キスが舌が絡まり、唾液が混ざる音だけが聞こえてくる
唇が離れていくと、見つめている健人の瞳には、欲情している私が見える
「この場所だけは、ダメだよ。。。
美海の痕跡が残ってしまう。。。」
首筋に吸い付いて、赤い痣をつけていく
吸い付かれた瞬間。。。
拓人と何かしたら許さない。。。
そう言われている感じがした
キスマークなんて、あまりつけたがらない健人が嫉妬している感情を赤く残しているみたいだ
「っ。。。んんっ。。。」
そのまま、起き上がると、何事もなかったように布団を直していく健人を見ながら、拓人の部屋の鏡を見た
この鏡は、18歳の私を知っているんだよね。。。
20歳の私も知っている。。。
あの日、あの頃に過ごした時間を知っている。。。
毎日の拓人を知っているんだよね。。。
私じゃない女が何度この鏡を見たんだろうか。。。?
拓人の部屋は、この家の中で1番息苦しいな。。。
鏡を見る私を横に、窓を開けて健人が手を差し出してくる
「行こう?」
きれいな顔は、私を拐ってくれたあの日の健人と同じ目で、私を見る
「ふふっ。。。」
「ん?」
「ううん。。。何でもないっ」
手を掴んで、拓人の部屋を出た
海人は本家で、お義母さん達がお客さまに孫自慢しているみたいでいなかった
拓人の布団をベッドに乗せていくと、健人がシーツを取りあげていく
「俺がやるからいい。。。」
少しだけ怒った顔している健人の横顔に、カバーをつけた枕を投げつけた
「美海?」
「ふふっ」
「痛いだろ?」
腕を捕まえられると、ベッドに二人で転がってしまう
「わざとじゃないから。。。」
すぐに起き上がる健人を引き戻していく
首に腕を回してキスしていくと、拓人の部屋の匂いがする
懐かしい。。。
ベッドから見る景色は、あの頃と変わらない。。。
棚に私が昔、貸した本が見える
同じアルバムが見える
「美海。。。
止められなくなるよ。。。?」
キスが舌が絡まり、唾液が混ざる音だけが聞こえてくる
唇が離れていくと、見つめている健人の瞳には、欲情している私が見える
「この場所だけは、ダメだよ。。。
美海の痕跡が残ってしまう。。。」
首筋に吸い付いて、赤い痣をつけていく
吸い付かれた瞬間。。。
拓人と何かしたら許さない。。。
そう言われている感じがした
キスマークなんて、あまりつけたがらない健人が嫉妬している感情を赤く残しているみたいだ
「っ。。。んんっ。。。」
そのまま、起き上がると、何事もなかったように布団を直していく健人を見ながら、拓人の部屋の鏡を見た
この鏡は、18歳の私を知っているんだよね。。。
20歳の私も知っている。。。
あの日、あの頃に過ごした時間を知っている。。。
毎日の拓人を知っているんだよね。。。
私じゃない女が何度この鏡を見たんだろうか。。。?
拓人の部屋は、この家の中で1番息苦しいな。。。
鏡を見る私を横に、窓を開けて健人が手を差し出してくる
「行こう?」
きれいな顔は、私を拐ってくれたあの日の健人と同じ目で、私を見る
「ふふっ。。。」
「ん?」
「ううん。。。何でもないっ」
手を掴んで、拓人の部屋を出た