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運命の人
第20章 帰省ー3
海人を抱っこして台所に行くと、健人がテキパキとオムレツを焼いていた


「あれ?海人、起きたの?」


どこか目が笑っていない健人が海人を見る


「パパは上手だねえ?」


海人に話していくと、わざとらしいくらいに健人が私に笑いかけてくる

やっぱり怒ってる。。。


「何、ケンカした?」


後ろから覗く拓人が笑いながらちょっかいを出してくる


誰のせいよ?拓人を睨むと手を出してくる


「家政婦の美海さん、お腹すいたから早く?」


海人を渡すと健人が睨んでくる


「お前のパパは、機嫌が悪いみたいだぞぅ?」


海人を抱っこしてリビングに消えていった

料理を運ぶと、何もしないお義姉さんと子供達も座っていた

運びながら、健人をチラリと見ると、目を合わせてくれない


「ねぇ?何か怒ってる?」


「後で話そう?」


わざとらしいくらいに笑い、オムレツを渡してくる


「ねぇ?数が足りないよ?」


「俺らの分はないから。。。」


「え?ないの?」


「だから、モーニングに行くって言ったろ?」


「だって。。。片付けは?」


お義母さんを見ると、気にしないで?と笑う


「健人。。。?」


「あーもうっ。。。わかったよ

兄貴っ?

片付けくらいやれよ?

俺らは出かけるからな?

母さんにやらせるなよ?」


普段、大きな声を出さない健人が怒鳴るから、皆びっくりしている


「何、怒ってるんだ?

片付けくらい、やるからいいよ?」


皆が驚いている中、涼しげな顔の拓人が笑いながら言う


怒りながら、健人が部屋まで私を引っ張っていく


「痛。。。っ。。。」


「あ。。。ごめん。。。」


引っ張られた腕が赤くなって痛い。。。

気まづい空気の中で、健人が目を反らしていく


「早く準備して。。。?

下で待ってる。。。海人見てくるから?」


目を合わせないで出ていった


何だろう。。。昨日の朝、拓人と朝食を用意したのが、そんなに気に入らなかったんだろうか。。。?

不安な心を抑えて、着替えて化粧していく


それにしても、この後はどこに行くのだろう。。。


今日は、12月31日だ

モーニングもやってないんじゃないかな。。。?

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