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運命の人
第21章 帰省ー4
「海人から甘い匂いがするから。。。?

何の匂いかなあって嗅いでただけだよ。。。」


ギュッと抱きしめると、拓人の匂いがする

匂いを上書きしていくように、私の匂いを擦り付けていった

健人が私から海人を取り上げて匂いを嗅いでいく


「美海の匂いしかしないじゃん。。。?」


「そう?」


何も知らない海人は、笑っている

子供達が会話に入ってくる


「パパが、海人くんを抱っこしながら、ジュースこぼしてたよー?」


「そっか。。。ジュースの匂いだな。。。?」


海人を私に渡しながら、耳打ちしてくる


「兄貴の匂い感じたんだ。。。?」


「う。。。」


健人が髪をぐしゃぐしゃにしてくる


「もうっ。。。やめて?」


「まだ、お仕置きが足りないようだな。。。?」


「もうっ。。。はいっ」


海人を押し付けて立ち上がり、洗濯物を片付けていく

健人は子供達とはしゃいでいるのが見える

明日。。。

明日が終われば自分の実家だ。。。

この空間から出られる

拓人は今日も出かけているようだ


今日はさすがに、早く帰ってくるよね。。。


なるべくなら逢いたくない。。。

やっぱり、家族にはなれないのだろうか。。。?


台所に入っていくと、お義母さんは忙しそうにしていた

一緒に晩御飯とおせちの支度を手伝っていく


「お義姉さんは、お出かけですか?」


「そうなのよ?

まあ、居ても手伝わないから、いいのよ。。。?」


「お義兄さんは?」


「もうっ。。。美海ちゃんが拓人のこと、お義兄さんなんて呼ばなくていいのよ?

可笑しくて、笑いが止まらなくなるから?」


お義母さんがゲラゲラ笑いながら話している


「拓人は、おつかいに行ってもらってるのよ?

さすがに、31日は居るようね

もうすぐ帰ってくるわよ?」


帰ってくるんだ。。。


「ただいま?

帰ってきて、悪かったな?」


頭の上から拓人の声が聞こえてきた


「おかえり。。。?」


「帰ってきて、がっかりしてる顔、するなよ?」


おでこを小突いて笑う


「っ。。。」


「で、家政婦の美海さんは、ちゃんと働いてる?」


つまみ食いしながら、いじわるそうに笑う



ヤバい。。。

この顔、好きだった。。。

不覚にも、キュンとしてしまった。。。
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