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第22章 同窓会

拓人の手を離して睨むと、からかうような目で見る


「からかわないでっ。。。？」


「からかってなんかないよ。。。？

今日は、かわいい。。。」


頬に手が近づいてくるのが見えると、いつの間にか、周りに同級生達が集まっていく


「美海ー？久しぶりっ」


拓人が手を引っ込めていくと、ほっとした

みんなが、私と拓人を興味津々に見るのがわかる


「何。。。？」


「美海、拓人と結婚したの？」


私の名札を見て聞いてくる


「違っ。。。」


慌てる私を見て、笑いながら拓人が答えていく


「コイツ、バツ１で再婚したんだよ？なあ？」


「もうっ。。。誤解されるような返事しないでよ？」


「じゃあ、やっぱり、二人は結婚したのっ？」


勝手にキャーキャー盛り上がるみんなを見て拓人が笑いながら私を抱きよせていく


「もうっ。。。お義兄さんっ？離してっ？」


私のお義兄さんと呼んだ声にみんなが反応していく


「私が再婚したのは、拓人の弟よっ？」


拓人から逃げると、拓人はゲラゲラ笑っている

周りは、キャーキャー盛り上がっていた


「まじ？

あんた、元彼の弟と結婚したわけ？」


みんなが興味津々に私を見る


「そうよ、だから、お義兄さんと義妹になったの」


「ありえない。。。

あんなに、ラブラブだったくせに別々に結婚してたかと思ってたら、義理の兄妹になったって。。。？

あんた達、大丈夫なの？」


「大丈夫よ。。。お互い、何とも思ってないんだから。。。

それにー

子供もいるのっ

見てっ？」


携帯の写真を見せると、みんなから歓声があがる


「うわっ。。。かわいすぎっ」


「拓人より、弟の方がイケメンじゃん」


口々にみんなから、海人と健人のツーショット写真に歓声があがる

拓人を見ると、みんなと会話している

少しずつ離れていくと、安心していく

久しぶりの懐かしい会話していると、高校生に戻っていくみたいだ。。。

いつの間にか、飲んでしまったお酒に気づいた時は、かなり飲んだあとだった

授乳中なのに。。。

口にした時には遅かった。。。

久しぶりに入るアルコールは、体を熱くしていく

席を立って、会場を出た