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運命の人
第26章 心の行方
買い物に出かけるだけでも嬉しい

外に出られて、はしゃいでしまう

ベビーカーを押しながら歩く健人の後ろを歩いていると、このまま振り向かなかったら、いなくなっても気づかないかな?とか思ってしまう


不意に健人が立ち止まり、ベンチに座るように言う


「少しだけ、ココにいて?

ATMに行ってくる」


銀行コーナーに消えていく健人を見ながら、ベンチに座った


「あれ?

美海ちゃん?」


不意に声をかけられて、顔をあげると、図書館によくくる近所の詩織さんだ

詩織さんは、時々ふらっと図書館にやってくる

外の公園にいる人はいつも、詩織さんを待っている

詩織さんは結婚して子供もいる

いつも、外の公園で待っている人は、旦那さんではないのは気づいていた

かわいらしい感じで、幸せオーラ全開の詩織さんが、旦那さんではない人といる時は、悲しそうに笑うのを見た

この人も、不倫しているんだろう。。。

旦那さんは、気づかないのかな?

隣にいる旦那さんに、私を紹介している詩織さんを見つめていた

誰かに聞いてほしい。。。そう思った瞬間に涙がハラハラ流れていく


「え?ちょっと、どうしたの?」


慌てる詩織さんの隣にいる旦那さんが、話しかけてくる


「詩織に聞いてほしいことがあるの?」


優しく子供に話していくみたいに、覗いてくる



「ちょっと、誠?何言ってるの?」


驚いている詩織さんが、旦那さんに話している


「ごめんなさい。。。何でもありません」


立ち上がろうとすると、詩織さんが抱きしめてくる


「ずっと休んでるんでしょう?図書館

病気かと心配していたのよ?

座りましょう。。。?」


詩織さんの匂いにクラクラする

涙が止まり、座り直していくと、誠さんが優しく話しかけてくる


「名前、何ていうの?」


海人をあやしながら話しかけてくる誠さんの声に安心していく


「海人。。。です」


「ママが泣いたり不安な顔してたから、心配してるよ?」


海人を抱き上げて、笑いながら話していく


「あー誠、ズルいっ

私も抱っこしたいー」


二人に交互に抱かれて海人はご機嫌そうだ

三人で笑い合うと少し安心した


「ママの笑顔が1番だよ。。。?」


海人を私に渡してくる誠さんにドキッとなる

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