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運命の人
第26章 心の行方
こんなに、二人は幸せオーラ全開なのに、詩織さんは、公園で待っている人に会いにきている

誠さんは、詩織が浮気しているのを知らないのだろうか。。。?

詩織さんに優しく見つめる誠さんを見る


「詩織と話しする?

海人くん、見ていてあげるよ?」


優しく見つめる誠さんに甘えたくなる


「でも。。。旦那が戻ってくるので。。。」


「美海ちゃん、私、ココで働いているの

よかったら、話しに来て?」


新しくできた喫茶店の名刺をくれた

健人が近づいてくるのが見える

立ち上がって、二人に紹介していく

驚いた顔していた健人が、誠さんと詩織が仲良さげに去っていくと笑いかけてくる


「仲が良さそうな夫婦だな?」


「先輩ママだから、アドバイスしてもらったりしてるのよ?

年は3つ上なんだけど、大学生と高校生の子供がいるの」


「すげーな。。。?」


詩織があちこちの店に立ち止まり見ていると、一緒に立ち止まり笑いかけながら話している

あんなに仲良さげなのに。。。

詩織さんは、どうして公園で待っている人に会いにきているんだろう。。。?

喫茶店の名刺を見る


「詩織さん、新しく出来た喫茶店で働いてるんだって。。。?」


仲良さげな夫婦を見て、安心しているんだろう。。。

健人に隙が出来ている


「今度、海人と、行ってもいいかな?」


私を見ながら、笑いかけてくる


「いいよ。。。?

美海から全て取り上げたいわけじゃないんだ

先輩ママに聞きたいことがあるんだろう?」


「うん。。。」


「海人を連れていくってことは、子育ての相談とかなんだろ?

俺じゃわからないことは、聞いた方がいい。。。

あの夫婦は仲良さげだし、安心だ。。。」


何も知らないって怖い

あんなに仲良さげなのに、詩織さんは不倫している

気づかないだろう。。。

笑顔の下の悲しそうに笑う詩織さんに。。。

ただの勘だけど誠さんは気づいていると思った

私が、泣きはじめた時にどうしたらいいのか、すぐに察してくれた

この状況をどうしたらいいのか、聞きたい。。。

すぐに抱きしめてくれた詩織さんだ

きっと同じ心を知っている。。。







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