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運命の人
第26章 心の行方
久しぶりに、海人と二人で歩くと安心する
喫茶店までの道のりは、図書館から歩いてすぐだ
散歩がてら出かけるのを許してくれたのも、健人なりにどうにかしたいと思っているんだろう。。。
海人に話しかけながら歩いていくと、いろいろな小さな発見がある
木々の色や空の色を見ると、安心していく
カラン
ドアを開けると、日だまりの空間があった
かわいらしい喫茶店。。。
中に入ると、詩織さんが近づいてくる
「来てくれたのね?」
ふふっと笑う顔が優しい
席に案内されていくと、男の子を連れてくる
「下の息子の陸よ?
友達と、海人くんを奥で見てくれるって?」
「いいんですか?」
「大丈夫よ、マスターもいるから?
ゆっくり話しにきたんでしょう?」
優しい詩織さんに甘えてしまう
爽やかな高校生の陸くんに海人が抱かれていくと、キャッキャとはしゃいでいる
詩織さんが、コーヒーを持って現れると座っていく
少し奥の半個室に案内されると、まるで別空間だ
誰からも見えなくなり安心する
「仕事中なのに、すみません。。。」
「いいのよ、暇だしね?」
こんなに、ゆっくりコーヒーを飲むのも、久しぶりだなあ。。。
年上には見えない詩織さんに笑いかけた
若いよなあ。。。早くに産んだからかな?
私は反対に遅いから、15年後とか20年後に海人が大きくなったら、詩織さんと陸くんみたいにはなれないな。。。
若いママで羨ましい。。。
「で、何があったの?
私に聞きたいことがあるなんて、ろくでもない話でしょう?
美海ちゃん、家事も出来そうだし
海人くんも、手がかからないし?
残りは、旦那?かな。。。?」
ふわふわ笑いながら話している詩織さんに、惹かれていくと、いつも公園で待っている人が入ってくるのが見えた
私の方を見る詩織さんは気づいていない
陸くんが海人を抱きながら、その人に近づいて行くのが見える
「懲りずにまた来たのかよ?」
陸くんの声が聞こえた瞬間に詩織さんが振り向いた
「詩織、ホット一つお願い?」
詩織さんがため息をつきながら、席を立った
「陸、ホット一つだって?」
陸くんから海人を抱き上げていく
「誰の子供だよ?」
「ふふっ
陸の弟よ?」
喫茶店までの道のりは、図書館から歩いてすぐだ
散歩がてら出かけるのを許してくれたのも、健人なりにどうにかしたいと思っているんだろう。。。
海人に話しかけながら歩いていくと、いろいろな小さな発見がある
木々の色や空の色を見ると、安心していく
カラン
ドアを開けると、日だまりの空間があった
かわいらしい喫茶店。。。
中に入ると、詩織さんが近づいてくる
「来てくれたのね?」
ふふっと笑う顔が優しい
席に案内されていくと、男の子を連れてくる
「下の息子の陸よ?
友達と、海人くんを奥で見てくれるって?」
「いいんですか?」
「大丈夫よ、マスターもいるから?
ゆっくり話しにきたんでしょう?」
優しい詩織さんに甘えてしまう
爽やかな高校生の陸くんに海人が抱かれていくと、キャッキャとはしゃいでいる
詩織さんが、コーヒーを持って現れると座っていく
少し奥の半個室に案内されると、まるで別空間だ
誰からも見えなくなり安心する
「仕事中なのに、すみません。。。」
「いいのよ、暇だしね?」
こんなに、ゆっくりコーヒーを飲むのも、久しぶりだなあ。。。
年上には見えない詩織さんに笑いかけた
若いよなあ。。。早くに産んだからかな?
私は反対に遅いから、15年後とか20年後に海人が大きくなったら、詩織さんと陸くんみたいにはなれないな。。。
若いママで羨ましい。。。
「で、何があったの?
私に聞きたいことがあるなんて、ろくでもない話でしょう?
美海ちゃん、家事も出来そうだし
海人くんも、手がかからないし?
残りは、旦那?かな。。。?」
ふわふわ笑いながら話している詩織さんに、惹かれていくと、いつも公園で待っている人が入ってくるのが見えた
私の方を見る詩織さんは気づいていない
陸くんが海人を抱きながら、その人に近づいて行くのが見える
「懲りずにまた来たのかよ?」
陸くんの声が聞こえた瞬間に詩織さんが振り向いた
「詩織、ホット一つお願い?」
詩織さんがため息をつきながら、席を立った
「陸、ホット一つだって?」
陸くんから海人を抱き上げていく
「誰の子供だよ?」
「ふふっ
陸の弟よ?」