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運命の人
第26章 心の行方
陸くんがケラケラ笑いながら、コーヒーをガチャンと置くのが見える


「コーチ、飲んだら帰れよ?」


「陸、弟なわけないだろ?

詩織のいじわるだろ。。。」


吐き捨てるように話していくのを、詩織さんと陸くんが演技しているのが見える


「お兄ちゃん、お願い?」


「海人はかわいいよなあ。。。

お兄ちゃんと向こうで遊ぼうな?」


何も知らない海人は、笑っている


「詩織っ?

悪い冗談はやめろ。。。」


「冗談じゃないわよ?」


「いつ、産んだんだよ。。。

ずっと一緒にいたのに。。。?」


「だから、弟よ。。。

弟みたいにかわいいでしょう。。。?」


優しく笑う詩織さんに、安心しているあの人が、詩織さんを引き寄せてキスしていく

陸くんからは見えない。。。

激しく絡まるキスは、見ているだけでドキドキする


「んっ。。。直樹、ヤメテ。。。?」


二人はキスして見つめ合っている

唇の形に、ドキドキした


「アイシテル。。。」


詩織さんが、突き放していくのが見える


「嘘つき。。。」

嘘つきと言いながら嬉しそうに笑う詩織さんを見る


「愛してるよ。。。

今も昔も、ずっと。。。」


トクン。。。

私の心が震えたのがわかる

人のキスしているのを見て、羨ましいと思ったのは、初めてだ

詩織さんは、この人に必要とされているのがわかる

拓人は、こんな風に私を必要としてくれていない

健人はどうだろう。。。

考えていると、いつの間にか海人を抱いて私には前に座っている詩織が覗いてくる


「どうしたの?」


海人をあやしながら私を見る顔にドキドキした


「あの。。。

あの人。。。彼氏ですか?」


旦那さんがいるのを知っているのに、変な質問しているのはわかっている


「え。。。?


もしかして、見てた。。。?」


コクリと頷くと、ふふっと楽しそうに笑う


「美海ちゃんの話って、私達みたいな関係と、関係あったりする?」


コクリと頷くと、楽しそうに笑う


「そっか。。。


あの人は、元カレよ?


すごく好きで、忘れられなくて。。。



旦那さんがいるのに、悪い女だと思ったでしょう?」










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