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第27章 時間

次の週に、図書館に辞める話をした

引き止められたが、海人がまだ小さいのもあって、了承してくれた


本当は、辞めたくない。。。


でも、健人の了承は得られない。。。


週末のイベントだけでも、どう？と言われて海人も一緒ならと了承した

海人も一緒なら、健人も一緒だろう。。。

読み聞かせや、紙芝居だけなら許してくれるだろう。。。


健人は、あの日以来、私を抱かない。。。

体を煽ることはするが、抱いてくれない



疲れてる。。。



理由は違うことは、わかっている

私を試している。。。

体が限界まで欲しがっていくのを待っている

そんな気がした

図書館で話が終わり、外に出ると、公園で直樹さんがサッカーボールを蹴っているのが見えた

詩織さんはいないようだ

この人、仕事してないのかな。。。？

不意に後ろから手を牽かれて、壁に押しつけられた


「みぃ。。。俺を避けてる？」


久しぶりに見る拓人に抱きついていく


「逢いたかった。。。」


素直に出た言葉は、心から出た


「俺も。。。すごく逢いたかった。。。」


抱きしめ返されると、安心していく


夢中になり、キスしていくとチクリと体が反応していく


パッと体を離していくと、傷ついた拓人が私を見る


「ごめん。。。健人にバレたの。。。」


「え？」


「あの日、セックスしてたのが、カメラに映ってた。。。

もう、逢え。。。な。。。い。。。」


涙が流れてしまう


「みぃ。。。？」


ギュっと抱きしめられてキスしていく


「ごめんな。。。？

辛かったよな。。。

叱られた。。。？」


「っ。。。」


わあっと泣き出していく私を抱きしめてくれる


「好きなの。。。

健人を好きなの。。。

でも、拓人も好きなの。。。

好きなのに、嫌いになんてなれない。。。

でも、健人は許してくれない。。。」


優しく抱きしめてくれる拓人に甘えてしまう


私は、拓人を嫌いになんてなれない

別れた時も、忘れようとなんてしなかった

無理に忘れようとしなかったから、再会するまで、気持ちもなかった