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第27章 時間

過去を終わりに出来なかったから、好きなままなんだ。。。

過去 = 終わり

できる？

頭の中をぐるぐる回る

好きなのに。。。

拓人の腕の中も、声も好き。。。

１番愛しいと思うのは、健人なのに。。。

もう、逢えないとわかった瞬間、体が引き裂かれそうに辛かった

3度も同じ人と別れをしないといけないなんて。。。

本当に、逢えないという別れなら忘れられる

義妹と義兄の私達が、２度と逢わないなんて出来ない

心が苦しいまま、ずっと家族でいるなんて出来ないよ。。。？

黙って抱きしめてくれる拓人に甘えていく



今だけ。。。



離れたら、義妹に戻るから。。。？



「だから、結婚式の日に言ったはずだ。。。

もう、戻れなくなるよ。。。って。。。

もう、手遅れだよ

俺は、みぃを抱きしめたい時に抱きしめたい

健人から横取りしてでも、抱きたい。。。

ずっと手離したくない。。。」


甘い囁き。。。

ずっと欲しかった

付き合ってる頃は、甘い囁きなんてくれなかった

それでも、私は拓人が好きなんだなあと思い知らされた


「たっくん。。。


もう、やめる。。。


健人のいない場所では、逢わない。。。

二人きりにもならない。。。

健人だけの奥さんになるよ

最後にしよう。。。？

私は義妹にちゃんとなる。。。」


拓人から離れて、拓人を見る


「みぃの答えは正しいよ。。。？

でも、俺は正しい答えを知っていても、間違った解答をしてしまうかもしれない。。。

愛に、まだ会ってないよな？」


「愛ちゃん。。。？」


「俺だけのみぃにしたかったのに。。。

愛のせいで、すごく遠回りしている

忘れられると思ってたのに、健人と結婚して、また俺の人生に交わってきたくせに？

みぃは、勝手だ

本当なら、もう俺とみぃの運命は交わることなんてなかったのに。。。？

自分から、歯車を回したくせに、勝手に逃げるなよ？

俺は、そんな勝手なことは許さない。。。

ずっと諦めてたんだ

もう、手離したくない。。。」


激しくキスしていくと、拓人が泣いているのがわかる


「手遅れ。。。だよ。。。？

終わりになんて出来ない。。。」