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運命の人
第27章 時間
最後に抱きしめると、拓人はいつも通りに帰っていった
「またな?」
入口で見送っていると、後ろから声が聞こえた
「あの人、誰?
海人くんの父親じゃあないよな?」
さっきまでサッカーボールを蹴っていた直樹さんがいじわるそうに笑っていた
「もしかして、詩織に相談してたのって不倫についてとか?」
ほぼ初対面の私に、ズカズカと聞いてくる直樹さんにイライラした
「今日も、詩織さんを待っているんですか?」
「あー。。。多分今日は来ないな。。。」
「でも、待ってるんですね?」
「詩織は気分屋だからな。。。
寂しくて逢いにきたのに、誰もいなくて、1人で泣かせたくないんだ。。。」
「でも、不倫ですよね?」
私も、直樹さんに負けじとズカズカ聞いていく
「不倫ねぇ。。。?
詩織曰く、セフレらしいよ。。。」
悲しげに笑う直樹さんに心が痛んだ
「俺は、愛してるんだけどな?」
「そういうのが、嘘っぽいんじゃないんですか?」
「まあ、そうだね
偶然、聞こえて見たら、こないだ喫茶店で詩織に相談していた子だったから気になっただけだよ。。。?
気にさわったなら、ごめん」
傷ついた顔されると、罪悪感を感じてしまう
「諦めたら。。。?
あの男は、君のことを諦めない
隙があれば、隙に入ってくるよ?
だから、無理に忘れようとしなくてもいい
もっと旦那さんを好きになればいいだけだよ
あの男を忘れられなくても、思い出さなくなるよ。。。」
「え。。。?
あなたは、詩織さん以上に奥さんを好きなんですか?」
「さあ?」
ケラケラ笑う直樹さんを見る
この人は、自由だな。。。
でも、毎日のように詩織さんを待っている
この人と詩織さんの関係って。。。?
詩織さんは、忘れられない人。。。って言ってた
陸くんの父親
「拓人を好きなまま、健人をそれ以上に好きになれば、私の心から拓人は消える?」
頭をポンポンしてくる
「多分な?
でも、兄弟なんだから恋愛はそもそも、ヤバいんじゃないの?」
「っ。。。義理ですっ」
ケラケラ笑う直樹さんが頭をポンポンしてくる
「一緒にいたい相手がどちらか、よく考えろ?
その時間は無駄にするな。。。」
「またな?」
入口で見送っていると、後ろから声が聞こえた
「あの人、誰?
海人くんの父親じゃあないよな?」
さっきまでサッカーボールを蹴っていた直樹さんがいじわるそうに笑っていた
「もしかして、詩織に相談してたのって不倫についてとか?」
ほぼ初対面の私に、ズカズカと聞いてくる直樹さんにイライラした
「今日も、詩織さんを待っているんですか?」
「あー。。。多分今日は来ないな。。。」
「でも、待ってるんですね?」
「詩織は気分屋だからな。。。
寂しくて逢いにきたのに、誰もいなくて、1人で泣かせたくないんだ。。。」
「でも、不倫ですよね?」
私も、直樹さんに負けじとズカズカ聞いていく
「不倫ねぇ。。。?
詩織曰く、セフレらしいよ。。。」
悲しげに笑う直樹さんに心が痛んだ
「俺は、愛してるんだけどな?」
「そういうのが、嘘っぽいんじゃないんですか?」
「まあ、そうだね
偶然、聞こえて見たら、こないだ喫茶店で詩織に相談していた子だったから気になっただけだよ。。。?
気にさわったなら、ごめん」
傷ついた顔されると、罪悪感を感じてしまう
「諦めたら。。。?
あの男は、君のことを諦めない
隙があれば、隙に入ってくるよ?
だから、無理に忘れようとしなくてもいい
もっと旦那さんを好きになればいいだけだよ
あの男を忘れられなくても、思い出さなくなるよ。。。」
「え。。。?
あなたは、詩織さん以上に奥さんを好きなんですか?」
「さあ?」
ケラケラ笑う直樹さんを見る
この人は、自由だな。。。
でも、毎日のように詩織さんを待っている
この人と詩織さんの関係って。。。?
詩織さんは、忘れられない人。。。って言ってた
陸くんの父親
「拓人を好きなまま、健人をそれ以上に好きになれば、私の心から拓人は消える?」
頭をポンポンしてくる
「多分な?
でも、兄弟なんだから恋愛はそもそも、ヤバいんじゃないの?」
「っ。。。義理ですっ」
ケラケラ笑う直樹さんが頭をポンポンしてくる
「一緒にいたい相手がどちらか、よく考えろ?
その時間は無駄にするな。。。」