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運命の人
第29章 言葉
「聞いても、いいですか。。。?」


踏み込みすぎてはいけないんだろう。。。

でも、知りたい


「直樹さんのどこがいいんですか?

確かにイケメンだけど。。。

いじわるそうだし、自分勝手な感じですよね?」


驚いた顔の詩織さんが笑う


「そうね。。。

自分勝手で、わがままで、気分屋で浮気者。。。

嘘ばっかりだし。。。

私達、よく似てる。。。」


「え。。。?」


「似てるから惹かれるのかな。。。

で、美海ちゃんは誰と不倫してるの?」


ふふっと笑う詩織さんが私をまっすぐ見ている


「健人の。。。旦那のお兄さんです。。。」


「ええ?

てっきり、元彼とかだと思ってた。。。」


「元彼です。。。

元彼の弟だと知らなくて、付き合って

結婚する時に気づいたんです。。。」


一気に話していくと、いつの間にか泣きながら話していた

拓人とのことを、終わりにしたことを話していった

誰にも、話せずにいた気持ちを打ち明けていくと、心が軽くなった気がした

詩織さんは、黙って聞いてくれた後に抱きしめてくれた


「まだ、好きなんだね。。。

辛いね。。。」


優しい声に癒されていく


「私は、過去=終わりになんて、出来ないの。。。

何度も終わりにしたはずなのに、終わりになんて出来なくて。。。

友達にも、彼氏にも戻れない関係が苦しい。。。

美海ちゃんは、義妹になるんだから、もっと辛いね」


たくさん泣いたら少しスッキリした


「詩織さんは、誠さんと結婚して幸せですか。。。?」


幸せそうに歩いていた二人

幸せだと、聞きたい私


「そうね。。。幸せだったりそうじゃなかったり。。。

美海ちゃんは、健人くんは家で仕事しているから、ずっと一緒にいられるから寂しく感じたりしたことなんてないでしょう?

私は、1人でこの家でみんなを待つだけの生活が嫌だった

誰もいない家は寂しくて。。。

連絡もない人を待つだけ

1人の食事は味がしなくて、1人で泣いた日もある

作った食事が無駄になり棄てた日は、私自身を否定されたみたいに感じたわ

幸せだと言えればよかったんだけど。。。

幸せを求めた先が直樹だった。。。

心の隙間を埋めて欲しかったのね、きっと。。。」
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