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運命の人
第29章 言葉
散々飲んで、言いたいことを言うと、詩織さんは寝てしまった
「はぁっ。。。
ごめんね。。。?
詩織が飲もうって言い出したくせに。。。
最後は、寝てしまって。。。?
気をつけて帰って?」
申し訳なさそうな誠さんに見送られて家を出た
健人と二人で、昼間から酔ったまま歩いて帰っていく
繋いだ手が熱い。。。
「ねぇ?」
健人を見ると、私を抱きよせて肩を抱いていく
「家まで歩けるの?
そんなに酔って?」
「大丈夫。。。けんちゃんが支えてくれるんでしょう?」
健人の肩がビクッとなったのがわかる
からかいながら、健人を見る
「けんちゃん?って呼ばれたかったなら、言えばいいのに?」
クスクス笑うと、おでこを小突いてくる
「言えるかよ。。。?
たっくん、たっくんって呼んでるのに嫉妬してるなんて、カッコ悪すぎだろ。。。」
「けんちゃん、かわいいー」
家に入ると、抱きしめ合っていく
「ごめん。。。
俺、話するの逃げてた。。。」
「うん。。。私もごめんなさい。。。
私も健人と話するの逃げてた。。。」
抱きしめ合うと、心が満たされていくようだ
「ずっと兄貴に嫉妬してた。。。
美海と結婚して、やっと美海を俺の腕の中に閉じこめられたのに。。。
まさか、横取りされるなんて思わなかった。。。
信じてたんだ。。。美海を。。。
信じてたつもりなのに、信じられなくて、カメラを置いた
兄貴に抱かれているのを見て気が狂いそうだった
何度も映像を見た
明らかに兄貴が迫ってたのに、美海が誘ったんだと思ってた。。。
近づけさせないって言ったのに。。。
ちゃんと傍にいたつもりだった。。。
許してやるなんて言ったのは、許せなくても美海を手離したくないからだ。。。」
「健人。。。
いいの。。。拒絶できなかったのは私だし。。。
受け入れたのも私
拓人が好きなの。。。
忘れられない。。。
でも、健人を好きよ。。。愛してる。。。
この気持ちも嘘じゃない。。。
拓人に逢わないでいられたら、いいのに。。。
何で、義妹なんだろう。。。
拓人に逢うと苦しくなる。。。」
ギュッと抱きしめ合っていく
「忘れろ。。。なんて言うなって言われたんだ」
「はぁっ。。。
ごめんね。。。?
詩織が飲もうって言い出したくせに。。。
最後は、寝てしまって。。。?
気をつけて帰って?」
申し訳なさそうな誠さんに見送られて家を出た
健人と二人で、昼間から酔ったまま歩いて帰っていく
繋いだ手が熱い。。。
「ねぇ?」
健人を見ると、私を抱きよせて肩を抱いていく
「家まで歩けるの?
そんなに酔って?」
「大丈夫。。。けんちゃんが支えてくれるんでしょう?」
健人の肩がビクッとなったのがわかる
からかいながら、健人を見る
「けんちゃん?って呼ばれたかったなら、言えばいいのに?」
クスクス笑うと、おでこを小突いてくる
「言えるかよ。。。?
たっくん、たっくんって呼んでるのに嫉妬してるなんて、カッコ悪すぎだろ。。。」
「けんちゃん、かわいいー」
家に入ると、抱きしめ合っていく
「ごめん。。。
俺、話するの逃げてた。。。」
「うん。。。私もごめんなさい。。。
私も健人と話するの逃げてた。。。」
抱きしめ合うと、心が満たされていくようだ
「ずっと兄貴に嫉妬してた。。。
美海と結婚して、やっと美海を俺の腕の中に閉じこめられたのに。。。
まさか、横取りされるなんて思わなかった。。。
信じてたんだ。。。美海を。。。
信じてたつもりなのに、信じられなくて、カメラを置いた
兄貴に抱かれているのを見て気が狂いそうだった
何度も映像を見た
明らかに兄貴が迫ってたのに、美海が誘ったんだと思ってた。。。
近づけさせないって言ったのに。。。
ちゃんと傍にいたつもりだった。。。
許してやるなんて言ったのは、許せなくても美海を手離したくないからだ。。。」
「健人。。。
いいの。。。拒絶できなかったのは私だし。。。
受け入れたのも私
拓人が好きなの。。。
忘れられない。。。
でも、健人を好きよ。。。愛してる。。。
この気持ちも嘘じゃない。。。
拓人に逢わないでいられたら、いいのに。。。
何で、義妹なんだろう。。。
拓人に逢うと苦しくなる。。。」
ギュッと抱きしめ合っていく
「忘れろ。。。なんて言うなって言われたんだ」