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運命の人
第30章 夏祭り
「帰ろう?」


拓人を見る


「逃げるんだ?」


何て言われてもいい。。。

他の女といるのを見ていたくない


「拓人。。。?

お願い?

これ以上は、見たくない

確かに、けんちゃんは浮気なんてしないって安心してた

でも、目の当たりにすると、見ていられない

拓人の時みたいに、他の女がいても、我慢しないといけないの?

私だけしか見ない人を選んだのに。。。?

どうして上手くいかないの?」


涙が流れていく私の頭をポンポンしていく


「好きだよ。。。みぃが、やっぱり好きだわ」


体が固まっていくのがわかる


「何、言ってるの?

今、言ったよね?

私だけしか見ない人がいいの。。。

こんな私にしたのは、誰よっ。。。バカぁ。。。」


酔いもあり、わあっと泣いていく


「はいはい、俺のせいだよ。。。」


抱きしめられていくと、安心してしまう

不意に上から声が聞こえた


「あんた達。。。

拓人の裏切り者っ

結局、私を裏切ってみぃを手に入れたんだ?」


「愛。。。?どうして?」


拓人が体から離れて見る視線の先を見た


「っ。。。愛ちゃん。。。?」


「みぃ。。。?どうして?

ずっと待ってたんだよ?

何で来なかったの?

ずっと待ってたのに。。。

携帯も繋がらないし。。。?

何となく、ここにいる気がして来たら、拓人なんかと抱きあってる。。。

みぃ?どうして?

こんなに、みぃを思ってるのは私だけだよ。。?」


「っ。。。」


今までに見たことない顔をしている愛ちゃんを見る

手が伸びてきて、涙を拭いてくる


「拓人が、泣かせたの?」


「ちげーよ?

あっち、見ろ?」


健人のいる方を指を指す


「誰?あの女。。。?」


「元彼女だよ」


拓人が、答えると愛ちゃんは楽しそうに笑う


「へぇ?楽しそうね?」


顔が強ばるのがわかる


「どうして。。。?」


私が愛ちゃんを見ると、話を反らしていく


「せっかく会えたんだし、カラオケ行かない?」


「行かない。。。帰るから?」


愛ちゃんに答えながら、拓人を見る


「愛、別の日にしよう?

今日は、家で親も待ってる

海人もいる。。。」


私と、拓人を見比べて愛ちゃんが笑う


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