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運命の人
第32章 過去と向き合う
「はぁっ。。。

愛、美海ちゃんを帰すよ?」


愛ちゃんの旦那さんが立ち上がり、インターホンに出るのが見えた

舌打ちする愛ちゃんと、樹が私を見る


「はぁっ。。。しらけちゃった。。。

誰よ?

拓人じゃないでしょうねぇ?」


玄関の扉が開いていく音が聞こえると、聞きなれた声が聞こえる


「おい?

美海はどこだよ?」


「愛?

いるんだろ?」


拓人?

健人の声も聞こえる


意識が朦朧とする中、動けない私を樹が抱き上げていく

ぼんやりとする視界の中で、声だけが聞こえる


「ほら?

今日は返してやるよ。。。

2度も、奪われるのはムカつくがな?

次は返さない。。。」


投げつけられるように、樹が私を離した時は意識が朦朧としすぎていた

抱き上げられた優しい腕の中は、安心した

隣から優しく頭を撫でられているのがわかる


「たっくん。。。?」


優しく頭を撫でる手は多分拓人だ


「みぃ?

大丈夫?」


意識がぼんやりする中、笑いかけると、抱き上げられた腕が強く抱きしめていくのがわかる


「っ。。。」


多分、健人だろう。。。

安心して意識をなくしていく


「何だ。。。王子さまは二人で来たんだ?

拓人のくせに、ずいぶんカッコ悪いことするのね?

1人で来たら仲間に入れてあげたのに?」


「愛?美海には何もしない約束だろ?」


「約束は破るためにあるのよ?

拓人だって、美海を一人占めしようとしてたじゃないっ

私の美海だったんだからっ

1番、愛してるのは私よ?」


健人の声が頭の上から聞こえる


「美海に、何した?

様子がおかしいだろっ

顔も赤いし、震えてる。。。」


「はあ?

元彼女とイチャイチャしてたくせに?

年下のくせに生意気っ

さっさと連れて行かないなら、奪い返すわよ?」


愛ちゃんの怒鳴る声にビクッとなる



ずっと友達だと思ってたのに。。。



「っ。。。健人?

帰ろ。。。う。。。?」


健人の腕をギュッと握っていく

拓人が、健人を促していく


「行こう。。。」


健人の腕の中は、安心する

体は熱くて堪らない。。。

理性がある内に帰りたかった
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