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第34章 きっかけ

体が熱い。。。

こんなに、抱きしめられて求めてしまいたくなるのは初めてだ

しかも、初対面の人に。。。

心が震える

ドクンドクンと、お互いが心臓の音が聞こえてくるようだ


「ヤバいな。。。？

相性が良すぎるのかもしれないな。。。」


首筋にキスされると、電気が走ったみたいだ


「ぁぅっ。。。」


このままでは、危ない。。。

館長もそう感じたようで、私の髪を撫でて離れていく


「はあっ。。。

ごめん。。。

流されそうになった。。。

忘れて？」


足早に部屋から出て行った

首筋が、髪が、抱きしめられた腕が熱い。。。

ビリビリくるとは、このことだ

まさに、電気が走ったみたいに感じた

あのまま抱かれたら。。。？

抱かれたいとすら思ってしまった

初対面の馴れ馴れしい失礼な男に。。。


ひとめぼれ？


違う。。。

ふれただけで、ドクンドクンと心臓が高鳴った


どうしよう。。。？


今すぐ抱いてほしい。。。


体がおかしい


セックスしたい。。。


今すぐ抱いてほしい。。。


体が熱くて、おかしくなりそう。。。


さっき渡された携帯が鳴る


「はい。。。」


電話に出ると、館長の声が聞こえる


「少し、手伝ってくれる？

鍵を閉めて、ホールに来てくれ」


電話が切れて、勇み足でホールに向かう

ホールに入って行くと、館長が私を手招きしている


「みーちゃん、こっち。。。」


ホールの裏側の設備管理の部屋探し入って行くと、たくさんのスイッチがある


「座って？」


言われるがままに、座ると私の背後に立つ館長が手を伸ばしてスイッチを入れていく


「どの空がいいと思う？」


後ろから伸びてくる腕に近づいてくる顔にドキドキする

後ろから抱きしめられるように、背後にいる

さっきみたいに触れたら。。。？

また、心臓がドクンと、感じるだろうか

手を伸ばしてスイッチを入れていく


「わあ。。。きれい。。。」


色が変わる空をモニターで見る


「っ。。。」


背後から手が重なる


「こうしたら、もっときれいだよ。。。？」


固まっている私の肩に館長で顔が近づいてくる