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運命の人
第34章 きっかけ
ヤバい。。。

この人は危険だ

思わず手を引っ込めると、耳の近くで声だけが聞こえる


「なあ?」


「っ。。。はい。。。」


沈黙が長く感じる


「ビリって感じた?」


体が固まってしまい、声が出ない。。。


「みーちゃんに触れた瞬間、ビリって感じた

本当にあるんだな、静電気みたいに感じるのって。。。?

確かめたくなって。。。

でも、これ以上は危険だよな。。。?」


耳に息がかかる

頭がくらくらする

耳が溶けそう。。。

息が知らず知らずに荒くなる


「っ。。。か。。。館長。。。?」


「どうした?」


「っ。。。離れて。。。?

ぁ。。。」


館長の手が微かに震えるのが見えた


「もしかして?

誘ってる?」


クスクス笑って、わざと耳に息を吹きかけてくる


「耳。。。弱い?」


「ぁ。。。ぅ。。。やめて。。。か。。。ん。。。ちょっ。。。ぁ。。。」


突然、髪をくしゃくしゃにしてくる


「バカっ。。。

誘ってるのかっ?」


怒ったかと思ったのに、後ろから抱きしめられていく


「少しだけ。。。

少しだけ、いい?」


すごく甘い声に、頷いてしまう


抱きしめられたいのも、抱きしめたいのも私も同じ気持ちだった

好きとかじゃない


体を肌をふれあいたい。。。


振り向いて抱きついていく

自分の気持ちに素直になると、抱きしめられるだけと思ったのに、次はキスしてほしくなる

キスしたら。。。

きっと、その先も求めてしまうだろう

抱きしめられて抱きついていくと、髪を撫でられていく

頭を触られると、安心していく


「みーちゃん。。。?」


「っ。。。」


「みーちゃんは、いくつ?」


「39歳です。。。館長は?」


「42だよ

結婚してる?子供は?」


「息子が1人

幼稚園に通ってる

館長は?」


「結婚している。。。

娘が1人。。。うちも幼稚園だ」


お互い、何も知らない

パズルのピースを埋めるように、お互いを話していく


「お互い何も知らないのに。。。

こんなに、心臓がわし掴みにされたのは初めてだ」


「っ。。。私も。。。」


見つめ合うとキスしたくて堪らない


唇が近づいてくる


ふれそうな距離で、切ない目が私を見る





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