この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
運命の人
第34章 きっかけ
「っ。。。

ごめん。。。っ。。。」


体が離れて、見つめ合うと磁石のように引き寄せられそうになる


「もうすぐ開場だから。。。?

受付頼む。。。」


「はいっ」


恥ずかしいのと、なかったことにしたくて、慌てて走りだしていく

後ろから声が聞こえる


「こけるなよっ?」


クスクス笑っているのが背中越しにわかった


もうっ。。。なんなの?

体が熱い。。。

あんな失礼なヤツに

今日、初めて会ったばかりなのに。。。

抱きしめられたいのも、抱きしめたいなんて。。。

どうかしている

イケメンだけど、私よりおじさんで家族もいるじゃない

私にも家族がいる

こんなに、心臓がドクンドクンしているのは、どうかしている。。。

受付のライトをつけると、パソコンを立ち上げていく

パンフレットを見ると、平日は2回の開場のようだ

そういえば、健人も気分転換にたまに行くって出かけてたな。。。


「大人1枚」


頭の上から声が聞こえて見ると、健人がいる



「え?え?何で?え?」


やましいことのある私は、ひどく慌ててしまう


「美海、落ちつけよ?

何を慌ててるの?」


クスクス笑っているが、私の心の奥を覗きこむように見える


「だって。。。?

来るなんて聞いてなかったから。。。?」


慌てて、動揺を静めていく

髪を撫でて首筋の後ろのキスマークを指がなぞる


「いい子に働いてる。。。?」


「っ。。。」


「館長、イケメンだったろ?」


「え?」


入場券を渡すと、親子連れが入ってくるのが見える


「おいっ

みーちゃん、電話出ろよっ?」


ふいに、館長が私を怒鳴る声が聞こえた

健人が離れて、私と館長の様子を見ている


「電話ですか?」


「何度もかけただろっ?」


「あー

気づきませんでした」


「呼んだらすぐに出ろよっ?

スイッチ入れて欲しかったのに。。。

呼んだらすぐに出ろよっ?

助手なんだからな?」


「助手っていうより家来みたいじゃないですかっ?」


「まあ、変わらないだろ?

後はこけるなよ?」


クスクス笑って髪をくしゃくしゃにしていく


「やめてくださいっ」


そんなやり取りをみんなが笑って見ていて、恥ずかしい

少し離れた場所の健人だけが笑っていなかった
/350ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ