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第35章 些細なこと

仕事初めの１日が終わった

仕事に慣れるまでは、しばらく毎日仕事に行かなくてはいけない

ベッドに入ると、すぐに眠たくなっていく

健人に抱きしめられながら館長に抱きしめられているのを思い出すと、体が反応して熱くなる

手を絡めてくる健人の指が館長の指とリンクしていく


「んっ。。。」


思わず漏れた声に健人が反応しているのがわかる

指が手のひらをなぞられると、体が反応していく


ドクリと感じた感触を思い出すと館長にさわられているみたいに感じてしまう


「ぁっ。。。」


勝手に膝が擦り合わさり熱くなるのがわかる


「やけに敏感なんだな？」


耳元で聞こえる声が健人の声なのに、同じように言われた台詞に心臓がドクリとなる


「っ。。。あぁっ。。。ダメ。。。」


耳に舌が入ってくるのがわかると同じようにクチャアって水音が聞こえる

まるで昼間の情事を見られていたかのように同じように舐められていくのに体が反応していく

いつのまにか手がお尻をさわり、パジャマのワンピースが捲られていく

下着をなぞりながら、太腿を擦ってくると私の中から溢れていくのがわかる


同じように擦られて、上書きされているようだ


「ぁぅっ。。。ダメ。。。」


「何がダメ。。。？

今日、すごいな。。。？

パンツぐしょ濡れで、太腿まで垂れているよ。。。？」


耳元でクスリと笑うと一気に脱がされていくのがわかる


「約束。。。

覚えている？」


「っ。。。」


ちゃんと海人を寝かしつけた

別々に寝るようになったのに、１週間の間、健人はただ抱きしめて眠るだけだった


「子作り。。。しようか。。。？」


一気に体が冷めていくのがわかる

溢れていたのが嘘のように引いていくのを感じた


「っ。。。」


一気に冷めていく私に気づいて私を見る


「そんなに。。。？

イヤ？」


微かに震える指が私のソコをなぞっていく


「っ。。。


欲しくないの。。。



海人だけじゃ、ダメなの。。。？



っ。。。」



「約束。。。したよな？」


「っ。。。」


健人を見ると、キスしてくる




ああ。。。


あの人とキスしたかった。。。