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運命の人
第35章 些細なこと
ザアッと降りだしきた雨に慌てて荷物を片付けていく

二人とも、びしょ濡れになり車に乗った


まるで、初めて出会った日の帰りと同じだな。。。


今日は、タオルもなく雫が滴れていく


「まいったな。。。」


館長の呟きが聞こえた


「どこかで乾かそうか。。。?」


長い沈黙が消えて館長が車を移動させていく


「え?」


館長を見るとまっすぐ前を見ている


「ちょうどいい。。。

入ろう」


ラブホテルに車が入って行く


「館長?」


「乾かすだけだ

びしょ濡れじゃ帰れないだろ?」


古いラブホテルは、車の車庫から部屋につながっていた

部屋に入って行くと、シャワーに追いやられていく


「シャワー浴びろっ」


館長が服を脱ぐのが見えると脱衣場に慌てて入った

扉もない脱衣場からは気配がする

見てはいないだろうと服を脱いでいく

かろうじて濡れていない下着姿になる

鏡から覗いてみると館長は、フロントに電話しているようだ

バスタオルの下に下着を隠して浴室に入った

シャワーをひねると熱いお湯が出てきた

冷えた体が温まる

髪も洗い、浴室を出た


「みーちゃん?

それ、着て?」


中から声が聞こえる

置かれた服を見るとナースのコスプレ衣装だ

ラブホテルだから、衣装はあるよね。。。

裸よりはましだろう。。。着替えて、髪を乾かすと館長を見る


「館長も、どうぞ?」


目を合わせないで館長が浴室に入って行った

シャワーの水音が聞こえる

落ち着かなくてテレビをつけると、大音量で音が出る


「ああんっ」


AVの画像が流れていく

慌てて消そうとするが、消えない


どうしようっ。。。


「何、見ているの?」


いつの間にか浴室から出てきた館長が私の後ろから声をかけてきた


「っ。。。違っ。。。」


リモコンを取り上げると、ピッと消して私を見下ろしてくる

上半身裸の館長が私を見る

見ていられなくなり、目を反らしていく


「あーいうのがいいの?」


顎を掴まれて私を見る


「あーいうのって?」


意味がわからなくて、震える声で聞いていく


「AV見てただろ?

無理やりされる系が好きなんだ?」


クスリと笑う館長が私を見る



危険だ。。。




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