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運命の人
第36章 星見会
健人を見ると知らん顔している

曖昧に笑って、やり過ごそうとすると、美人の奥さんは逃がしはくれない


「今日は夫婦で泊まられんですか?

私も泊まろうかしら。。。?」


健人に助けを求めるように見ると、館長の手が離れていく


「好きにしたら。。。?」


館長の低い声が聞こえて、更に場は静けさが増していく


「美海、あっちで海人と食べよう?」


館長と奥さんの見つめ合う空気に耐えられなくなり、健人が助け船を出してくる


「そうだね、あっちで食べようか。。。?」


海人を見ると咲ちゃんと楽しそうに話している


「海人、行こう?」


私が手を出すと、いつもなら、すぐに握ってくる手が近づいてこない


「咲ちゃんも一緒がいいっ」


健人を見ると驚いている


「あらあら?

じゃあ、私達も一緒に食べましょうよ?

あなたも、まだ食べていないんでしょう?」


美人の奥さんが館長を見る


あなた。。。か。。。

夫婦なんだよね。。。

大人の夫婦って感じ。。。


こうして、4人と子供2人の奇妙な食事はぎこちなく後味が悪い食事だった

終始、奥さんだけがご機嫌だった


子供達は保母さん達に連れられて温泉に行き就寝する

保護者達もパラパラと解散しだした

田中さんは、保母さん達の手伝いをするためいなくなった

館長とバーベキューの片付けをしていると健人が手伝ってくる


「帰らないの?」


目を合わせずに手を動かしていく


「ジャマ。。。?」


久しぶりに切ない健人の声にキュンとした


「っ。。。そんなこと。。。

疲れたでしょう?」


「疲れたよ?

美海も疲れただろ?」


ぎこちない空気の中に美人の奥さんが割って入ってくる


「じゃあ?

4人で飲みましょうっ?

帰って1人もイヤだし、1人で泊まるのも寂しいじゃないっ?

健人くん、お酒買いに行きましょう?」


「え?」


3人がハモった瞬間、健人を引っ張って行ってしまった


館長を見るとため息をついている


「奥さん。。。

強引なんですね。。。?」


「ああ。。。ごめん。。。」


「しかもすごい美人。。。」


「え?」


「すごいスタイルいいし。。。?」


困った顔の館長が私を見る


「ごめん。。。な?」


近づけない距離の2人は遠い
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