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運命の人
第36章 星見会
「え。。。?」


離れようとするけど離れられないまま抱きしめられていく


「美海、気づいてないだろ。。。?」


「何が?」


重い空気が流れていくみたいに感じる


「何で俺と結婚なんてした。。。?

結婚なんてしなければ美海は美海らしく生きられたんじゃないか。。。?」


どうして?

結婚なんてした?

前の旦那の樹から逃げたかった

ただ幸せになりたかった

子供が出来たら幸せになれると思ってた

でも。。。

現実は違っていた

幸せなはずな結婚生活は、自由のない羽が折られた鳥のようで、何一つ自由に行動できなかった

拓人が忘れられなくて、流されてしまい拒めなかった

拓人に抱かれている間は、健人から自由になれたようだった

海人はかわいい。。。

でも。。。海人には海人の世界があって、私の思い通りにはならないのは、わかっている

二人だけの世界から飛び出した海人が羨ましかった


健人が嫌いなわけじゃない

ただ。。。


重い。。。


買い物には自由に行きたい

友達も作りたい

健人は、当たり前のように私と二人だけの世界だけから出してくれない

やっと出してくれた外の世界には修二がいた

修二は、私には何もくれない

拐ってくれることも、抱いてくれることもないだろう。。。

私に自由な世界の切れ端を見せてくれるだけ

快楽も切れ端だけ

ふれるだけで、近づくだけで電気が走るみたいに心がギュッとなる

初めて会った日から体が修二に反応していた

本能だけで生きられたら。。。?

飛び込めたかもしれない

ずっと好きだったわけじゃない

一目惚れでもない

ただ惹かれてしまう

何て説明したらいいんだろう。。。?

結婚して海人を産んで幸せな世界なはずなのに。。。

壊したのは私

拓人も忘れられない

修二に惹かれている

健人を見ると噛みつくようなキスしてくる



「っ。。。

泣きたいのは俺の方なんだけど?」


知らないうちに流れていく涙に舌がすくってくる


「美海の好きな人は誰。。。?」


健人だと答えられない私を押し倒してくる


「答えろよ?

誰だよ。。。?





修二。。。




じゃないよな。。。?」


体が凍りついていくのがわかる

見つめ合う健人をちゃんと見ることができなかった
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