パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 別れ

私のせいで、、仕事がおろそかになるのはイヤだ。。。

健人の好きな仕事のジャマにはなりたくない

美術の本を見る健人の横顔は、カッコいい。。。

カウンターから、健人を見ながら時間が過ぎていく

13時になる頃、カードが出されて話かけられた


「この後、少しいい？」


顔をあげると、樹が私を見る


「っ。。。何？」


「話、しよう？」


「でも。。。」


健人を見ると、健人が近づいてくる

マズイ。。。

立ち上がり、樹に話していく


「仕事、終わってからにして？」


「何時？」


「17時に、駅前の喫茶店」


「わかった」


樹が離れていくのを、目で見ながら、健人を捕まえる


「お昼にしよう？」


「美海？」


怒った顔をしている健人が私を見る


「ちゃんと、話するから？

ここは、マズイよ。。。？」


「はあっ。。。わかった。。。出よう？」


外に出て、木陰でお弁当を開いていく

健人の機嫌が悪い。。。


「健人。。。？怒った？」


甘えた声で聞くと、怒っている顔をしている


「二人で、会うつもり？」


「だって。。。ちゃんと話しないといけないし？」


「二人きりは、ダメだ。。。」


「大丈夫よ。。。？

健人が近くで見てくれるでしょう？ね？」


「っ。。。美海？」


「ねぇ？」


「はあっ。。。わかった。。。俺の負けだよ。。。」


手をギュッと握って健人を見る

唇が重なると、優しい手が私を撫でる


「俺の方が美海を好きな分、敵わないな。。。？」


「食べようよ？」


二人で、食べるお弁当は自分で作ったけど、おいしく感じる

おいしいと言ってくれる健人を見ると、幸せを感じる

あっという間に休み時間が終わっていく


「美海。。。迎えに来るから。。。

絶対に、勝手にいなくなるなよ？」


「わかってるよ？健人は過保護だよ。。。」


どちらからともなく、キスしていく

舌が絡まり、体が熱くなる

何度しても、飽きないキスは、麻薬みたいだ


「美海。。。時間だよ？」


「わかってる。。。

まだ、したいの。。。ダメ？」


クスクス笑いながら、おでこを小突いてくる


「時間ないだろ？」


やっぱり、カッコいい健人はズルい。。。