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運命の人
第10章 別れ
仕事が終わると、健人がたばこを吸いながら待っているのが見える

私が近づくと、たばこの火を消していく

差し出す手を繋ぐと、安心する

黙って、駅まで歩いて行くと手を離そうとするが、離してくれない


「健人。。。?離して?」


喫茶店を見ると、樹が見える


「話するだけよ。。。」


「別れる気、ある?」


「あるよ。。。?信じられない、私が?」


「ああ。。。美海は流されやすいから。。。?」


喫茶店にいる樹と、目が合う


「じゃあ、証明してあげる。。。」


樹を見ながら、健人に抱きついていく

健人の肩越しに樹が私を見る

目をそらして、健人にキスしていく

角度を変えて何度もキスしていく

健人に満たされたあと、抱きついていく

樹が私を見ている

樹を見ながら、健人に囁いていく


「健人が1番、好きよ。。。

愛してる。。。」


「美海。。。」


「健人とキスしてるの、ずっと旦那は見てたよ。。。」


「え。。。?」


「私の答え。。。わかったと思う。。。

話してくるね。。。?」


「わかった。。。美海を信じてるよ。。。」


「うん。。。近くにいてね?」


健人から離れて、喫茶店に入る

私からずっと目をそらさない、樹の前に座る

無言で、睨む樹を無視して、注文していく

樹を見ると怒った顔をしている


「美海。。。どういうつもり?」


「何が?」


「アイツ。。。誰だ?」


「私の好きな人よ?」


「よく、言うな?信じられないヤツ。。。」


「好きなの。。。愛してる。。。」


「本気で言ってる?」


「本気よ。。。冗談でこんなこと、言えない。。。」


「別れないって言ったよな?」


「帰らないわ。。。」


「本気かよ?」


「本気よ。。。あんなふうに監禁したり、殴られるのは、イヤよ。。。」


「お前が悪いんだろ?」


「ねぇ?何の話をしにきたの?」


「家に帰る話だけど?」


「帰らないわ。。。離婚の話じゃないなら、話はしない。。。」


「だから、別れないって?」


「話にならないわ。。。」


「待てよ?」


立ち上がる私の腕を掴み、座らせようとする


「っ。。。痛っ。。。」


手首に痛みが走る

後ろから、健人が樹の手を払いのけて私を引寄せていく


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