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運命の人
第10章 別れ
「離れろよ?」


樹が健人を睨んでいる

私を座らせて健人も隣に座る


「離婚してくれませんか?」


「しないよ。。。別れる気はない」


「なら、話にならないな?」


私の手を引いて、健人が私を見る


「帰ろう?」


「美海、ちゃんと話する気がないなら、両親を含めて話するからな?」


樹が私にはきすてるように話していく


「いいよ。。。私はちゃんと両親に話してあるから。。。」


「チッ。。。わかった

話し合いの日は決まったら、連絡する

必ず来いよ?」


「っ。。。わかった。。。」


健人が手をギュッと握ってくる


「美海、行こう?」


「うん。。。」


健人と喫茶店を出る後ろから、樹が机を叩いた音が聞こえた

無言で、健人の家に帰ると健人が玄関で、抱きしめてくれる


「美海。。。一緒にいて。。。」


囁くように言う健人にキュンとなる

健人の頬に手をあてて、唇を重ねていく

こんなに愛しく思う人はいないと思う。。。


「っ。。。健人

私、ちゃんとするから。。。

もう少しだけ。。。待っていて?」


「わかってるよ。。。」


「ちゃんと、樹と話し合いするから。。。

離婚する。。。」


樹は簡単には離婚してくれないようだ

樹の両親は、反対するだろう。。。

プライドの高い人達だ

離婚するなんて、汚点くらいに思うだろう。。。

でも。。。もう、樹とは一緒には暮らせない。。。

樹が怖い。。。

離婚するって、思っていたより大変なんだろう。。。

結婚は、相手を受け入れるだけだった

離婚は体力がいる

今までの生活、これからの生活、社会的な損害、お金の話

たくさんの障害がある

保険1つだって思うようにいかない。。。

今、私が死んだら保険金の受け取りは樹だし。。。

逆もある

はあっ。。。離婚するって簡単じゃない。。。

離婚になった場合、浮気を追及されるだろう。。。

慰謝料なんて、払えないし。。。

健人には、迷惑かけたくない。。。

そもそも、離婚したい原因は健人じゃない。。。

セックスも、考えかたも合わないのだ

もう、一緒にはいられない。。。





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