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運命の人
第13章 家族
「海人は?」


「実家に預けてきた。。。子供たちは?」


普通に話すことができる

普通に話すってすごい。。。と思う

私の隣に立つ、拓人に合わせて立ち上がると座るように押されていく


「座っとけ。。。」


「大丈夫よ、健人が心配しすぎなだけ。。。」


拓人を見ると、顔が赤い。。。

喪服の拓人、カッコいい。。。


「美海。。。ここからの眺めはヤバいよ?」


いじわるそうに笑いながら、耳打ちしてくる


「胸、半分見えてる。。。エロい」


「っ。。。見ないでよっ?」


ケラケラ笑いながら、私を見る


「授乳中だから、胸が大きくなってハリがある分、喪服のサイズあわないんじゃないのか?

アンバランスにエロい。。。」


「つ。。。」


からかわれてる。。。

拓人は絶対、私をからかって遊んでる


「あれ?何で兄貴が受付にいるんだよ?」


機嫌の悪そうな健人の声が頭の上から聞こえた


「俺はお金の管理だよ。。。それよりさ?」


拓人が健人に何か言っている

健人が、私を立たせて耳打ちしてくる


「兄貴に何か言われたろ?」


「え。。。?」


「羽織ってろ。。。?」


健人が、上着を肩にかけてくる


「暑いんだけど?」


「言われたろ?胸。。。?」


「大丈夫でしょう?」



「大丈夫じゃないっ」



健人と、拓人の声がハモるのが聞こえて、拓人を見る

きまづい空気が流れた



「わかったわよ。。。」



羽織っていくと、健人が肩をポンとして、離れていった

きまづい中、拓人を盗み見する

前を向いたまま、拓人が話しかけてくる


「家族になるって大変だろ。。。?」


「っ。。。うん。。。」


「俺達、家族になれると、本気で思ってる?」


「え?」


拓人を見上げると、拓人は私を見ないで前を見ている


「お義姉さん。。。いい人だよね。。。

私も、お義姉さんみたいにきれいで、大人だったら、選んでもらえた?」


拓人を見上げていく

私を見ない。。。

唇だけが動いていく


「選ばないな。。。

家族になるのと、恋人は違う。。。

美海は今のままでいい。。。

ずっと好きだったままだ。。。」





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