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第5章 4月4日

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…悠都サマ、トレーニングノ、オジカンデスガ、イカガナサイマスカ？


｢ジョギングか？｣

サヨウデゴザイマス。

｢じゃあ、モニターをチェックしながら走るから映像は無しで。｣

カシコマリマシタ。


腕のブレスレットがインプットされたトレーニングカリキュラムを案内する。

俺は三人目の、高校生の対象者をチェックしながらジョギングすることにした。

ランニングマシンがモニターの前に現れる。
それに乗って、高校生寛都(ヒロト)のモニターを拡大した。

高校生など見てもつまらないのだが、親父や御幸、優翔のこと、つまりはheavenのことを考えたくなかったし、
もしかしたら、寛都もheavenに関わっているかもしれないと不安になったからだ。