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輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第5章 4月4日
寛都の1字が都であること、親父が悠司、そして優翔はまったく音が同じ、
最初はまったく何も感じなかったのだが、
いつしか、管理者と管理対象者には何らかの共通性、もしくは、誰かの恣意的な選択があるのではなかろうかと考えた。
もちろんそのことも調べたが、俺の他にそう感じるものの記事はなく、何も手掛かりはなかった。
きっと何かあるはず…
誰が、何の為に、どうして、そしてどうして俺に…
調べてもわからないことは封印された情報であることが多いが、
そうだとしてもそれ以上調べる方法がないので諦めた。
だが、もしheavenが俺の対象者全てに、
いや、俺の対象者全てにheavenが行き渡っているとしたら、
どう考えてもそこには誰かの作為があるはずだ。