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第5章 4月4日

｢ハムとチーズの盛り合わせです。お飲み物もお料理に合わせてお出ししてよろしいですか？｣

｢ああ、是非、そうしてくれ。｣

サラミや生ハム、豆が練り込まれたものなど色とりどりのハムにチーズも何種類も出てきた。

｢隣に失礼していいかな？
そして、私にも同じものを頼む。｣

｢かしこまりました。｣


突然、初老の男性が俺の隣に座ってきた。

｢やぁ、初めましてかな？｣

｢ええ、あまりここには来ないので多分初めてだと思います。｣

｢そうでしたか、この歳になると先の長さを考えるようになってね。毎日こうやってここに来ては、新しい友人探しに勤しんでいるんだよ。
まあ、気まぐれ老人の戯言に付き合ってくれないか。｣