この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第6章 4月5日

悠司と悠都…
御幸と深雪…
そしてふたりの『みゆき』を飾る白と黒の薔薇…
『偶然、名前に共通点があると思って毎日観察しているとしよう。
そうしたら、君の見方は必然的に他にも共通点がないかと探すようになってしまうのではないだろうか。』
ミライ氏が言うように、偶然なのだろうか、
共通点探しをしていただろうか…
御幸の足首で揺れるアンクレットの薔薇が目について仕方ない。
今、俺の右手で掴んでいるこの細い足首で揺れてる薔薇が…
過去の親父が御幸にプレゼントしたアンクレットが…
深雪と繋がっているはずもないが、
名前も薔薇も偶然なのだろうか…

