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第8章 4月7日

ただ美海が、何だか普段と違い、懸命に寛都に何かを訴えていた。



『寛都、もう城山君とは関わらないほうがいいよ。』

『関わるもなにも、城山が学校来てないんだから、関わりようがないだろ？』

『そうだけど、連絡取ったりしてない？』

『ああ、元々こっちから連絡することはほとんどなかったし、美海、先生みたいだな、
昨日、先生にもしつこく言われたよ。城山の行方を知らないか？とか、連絡取ったりしてないかとかね。』


城山というのは、寛都がつるんでるメンバーのリーダー格の医者の息子の名前だ。