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輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第4章 4月3日
「ああああっ…M…」
ホルダーを自身に押し付けながら優翔が彼女を呼ぶ。
そしてタブレットケースをグッと握り込んで呟いた。
「君が完成したら…
これを試すよ。」
優翔に取り付けられたホルダーが白濁した体液を吸い上げていく。
そして優翔は荒い息を吐いて脱力する。
カラカラカラ…
優翔が握り締めていた拳が開き、タブレットケースが転がってパソコンに当たって止まる。
タブレットケースの中身がキラリと光ったように見えて、映像をズームする。
リアルタイムのズームではないので単に映像を拡大するだけ…
つまりは画素数の目が粗くなるだけなのだが…
まさか…
優翔もheavenを…
優翔のタブレットケースには銀色の、親父が御幸に使ったのと同じ小さな粒が見えた。